TECHNOLOGY ツーバイフォーについて
ツーバイフォーについて
タカマスの輸入住宅はすべて
ツーバイフォーで建てられています。
TaFの供給する住まいは天井・床・壁の各面で建物を支える6面体構造のツーバイフォー(枠組壁工法)工法です。地震や台風の外力に対して極めて強い構造で、それはちょうど踏み潰しても壊れにくいサイコロのように頑丈。
建物にはいくつかの工法構造があります。大きく仕分けると、日本の家屋に多い木造住宅、都会に多いコンテンポラリーデザインのRCの家。店舗を兼ねた多階層のSRC建築など、いずれも用途や住まい方、好みのデザインに合う建築方法で選択しています。平成20年度の総務省統計局の調べでは、木造住宅が全体の58.9%、RCとSRC住宅等の非木造が41.1%となっています。
一般的な木造住宅をさらに大別すると在来工法(木造軸組工法)とツーバイフォー工法(枠組壁工法)に分類できます。在来工法とは柱と梁を専用金具で連結、筋交いやホールドダウン金物で強度を高めた構造で、軸組で強度を保つため壁の位置に制約されることが少なく、広い開口部(窓)や続きの間を設けることができます。比較的自由度の高い建築方法で築後の増改築も容易に行なえるメリットがありますが、平成7年に発生した阪神大震災では耐震基準を満たしていない古くからの在来工法の建物崩壊が問題になり、現在では徹底した耐震化が図られています。
一方のツーバイフォー工法は天井・床・壁の6面全体で外力から建物を支えるため、地震や台風などの自然災害に強い構造とされています。耐力壁を要所にうまく配置すれば、大スパンの空間も確保することができ、広々としたエントランスホールやリビング、それらと一体化した吹き抜けなども造ることができます。また、工法上の特性から断熱・気密性を容易に高めることができるのも大きなメリットです。
さらに木造は鉄筋・鉄骨系に比べると火に弱いイメージがありますが、ツーバイフォーの建物は壁面が火災の延焼を防ぐ防火シャッターの枠割りを果たすため、火災保険率においてもその耐火性が認められています。
19世紀はじめに北米から発祥したツーバイフォー工法がバルーン・フレーム工法(ツーバイフォーの前身)として日本に伝わり130余年が経過しましが、1878年に建築された札幌時計台は当時の代表的なツーバイフォーの建築物として今もなお、美しい姿を保っています。