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インテリア家事担当必見!キッチンの種類を知ると理想のキッチンが見えてきます!

使い勝手のいい自分にピッタリなキッチンにして家事の効率アップ!
「家事楽」という言葉をご存じですか?
コロナ禍の巣ごもり生活の中で、おうち時間が多くなったため、家事をラクに効率的に済ませたい!そんな方が増えてお家づくりにも大きな影響を与えています。
一昔前でしたら、キッチンというとシンクやコンロは、壁に向かって作業するかたちでした。ですが、キッチンに立ちながら部屋が見渡せるカウンターキッチンが流行して、今では、アイランドキッチンも大人気です。
この人気の理由のひとつに「家事楽」にあります。
アイランドキッチンは、全ての面が、壁に設置していないためにキッチンの周りを一回りできます。したがって、シンク前に立っていても、右にも左にも自由に移動できるため、料理をしながら、ランドリースペースとの行き来が楽になったり、
リビングにいる家族が、キッチンを通って洗面にいったりするので、ちょっとしたコミュニケーションの場にもなり得ます。
キッチンを回遊できることになるため料理を並べたり、片付けたりの家事動線がスムーズになります。
家事がラクになる家事動線とは、無駄な動きがなく、ストレスフリーに家事ができる動線といえます。それに加え、誰でも家事を行いやすいということも、これからの時代の家事楽という視点では重要なポイントです。
家事楽の大きな要素は、キッチンから始まると言われています。キッチンを自分好みにして、家事動線を確保する第一歩にしてみませんか?今回は、そんな意識高い系の家事担当にお送りするキッチンのお話しです。

キッチンの種類をみてみよう

ミニキッチン、セクショナルキッチン、システムキッチン


キッチンは大きく分けて、3つの種類があります。
①ミニキッチン
ワンルームマンションによく取り付けられているコンパクトサイズのキッチンです。大きさ90センチメートルのものからあるため場所を選びません。また、シンクやワークトップ(作業板)の下にある収納が無いタイプもあり、座ってでも作業しやすく作られているものもあります。
②セクショナルキッチン
セパレートキッチンとも呼ばれていて、コンロやシンクが個別に分かれています。コンロの交換を簡単におこなうことができるため、IHを取り付けることができるキッチンもあるなど、加熱機器のバリエーションが豊富です。
また、後述のシステムキッチンに比べると費用がお手頃で、パネルなどの色を選べるので人気があります。
③システムキッチン
最近では、一番聞き馴染みのあるキッチンかもしれません。1枚のワークトップ(作業板)をシンクなどの部材の上に乗せるため、継ぎ目がないのが特徴です。選べる機能や色・質感などが非常に多いのも特徴の一つです。

対面型と対面でないキッチン

システムキッチンは、レイアウトから、さらにいくつか分類できます。
●対面式キッチン(オープンキッチンとセミオープンキッチン)
対面式キッチンは、オープンキッチンとセミオープンキッチンの2つの種類に分けることができます。
<オープンキッチン>
オープンキッチンは、お部屋の一部として溶け込んだかたちになります。家族で楽しく料理がしたい、夫婦で分担をしながら料理をしたい方にオススメなのが、リビングに溶け込むような作りのオープンキッチンです。キッチンとリビングの空間を分けないので、1つのお部屋として広く見せることができ、家族の料理への興味・関心も高まります。
・アイランドキッチン
オープンキッチンの中でも、洗練されたデザインのアイランドキッチンは、壁に接しない独立したキッチンです。料理をしていても、顔をあげるとリビングを見渡せるので、料理をしながらリビングにいるご家族とお話しすることができます。
加えて一緒に並んで料理する際にも、視界を遮る壁が無いため圧迫感がなく、ご家族で楽しく料理をすることができます。とくにアイランドキッチンのシロッコファンは、見た目も機能も優れたものが多いです。
一方、調理中のシンクや、作業スペースの汚れが目につくデメリットもあります。
・ペニンシュラキッチン
キッチンの左右どちらかが壁に面しているキッチンです。キッチンが独立しているため、開放的なデザインのキッチンをお好みの方にピッタリです。対面キッチンの場合、専用の部材を使い、セミオープンキッチンにすることができるので統一感のある空間を作ることができます。
<セミオープンキッチン>
セミオープンキッチンは、リビングとは空間をわけるかたちになります。リビングからすこし空間を分けたところで、自分のペースでゆっくりと料理をしたい方にオススメなのがセミオープンキッチンです。リビングとキッチンの空間を分けることで調理に専念できますし、自分のお部屋のように過ごすことができます。
・I型キッチン
壁付けのキッチン・造作壁を利用して対面キッチンにするなど、I型キッチンは多くのニーズに応えるレイアウトです。多くは、吊戸棚を設置できますので、収納力が高いのも特徴の一つです。鍋やフライパンなどの調理器具を上手に収納することで、作業効率が上がります。オープンキッチンには対応することができないことがデメリットです。
・L型キッチン
シンクとコンロの距離が離れているので、作業スペースを広くとれるレイアウトです。入角になっている部分が、デッドスペースと考えられていましたが、最近では収納として活用できるようになりました。作業動線は悪くなく、お料理に専念したい方にぴったりです。
コンロとシンクの位置が決まっているため、リフォームの際にレイアウトの変更が難しいことがデメリットのひとつです。
●非対面キッチン(クローズドキッチン)
<独立キッチン>
キッチンはあまりお客様には見られたくない、そんな時に安心なのが、リビングと離れたところにある独立キッチンです。リビングからキッチンの空間を離すことで、調理作業に専念することもでき、急な来客に忙しく片つける、ということもありません。料理専用のスペースで料理に没頭したい…なんて方にピッタリです。
<壁付けキッチン>
調理作業に専念したい方に最もオススメなのが、壁付けキッチンです。壁に面している壁付けキッチンは、窓がある壁に設置してある場合、採光・採風により気持ちよい空間を作ることができます。調理後のいやなにおいも窓をあけることで解消されます。
吊戸棚を設置することが多いため、収納に困ることもありません。しかし、家族とのコミュニケーションをとりたい方には、リビングに背を向けることになりますので不向きかもしれません。
キッチン選びで大切なのは、「キッチンで何を重視するか」。以前、キッチンは奥様の作業場のようなイメージがありましたが、今では家族とのコミュニケーションの場として考える方が多くなっています。調理作業に専念する空間にするのか、家族とのコミュニケーションの空間にするか…どちらにするか考えるだけでも理想のキッチンに近づきます。

 

どのキッチンがいい?〜キッチン選びのポイント

後悔しないためのポイント〜リフォームを考えている方も必見


次の5つのポイントを意識してキッチンのプランを進めていくと理想のキッチンが明確になります。
①使いやすさを意識する
キッチンは「使いやすい」「掃除しやすい」「収納が多い」などが大切です。決め手は、オシャレなものというより、こうした使いやすさの追求が、納得いく仕上がりに繋がります。
②調理スペースの広さを確保する
料理がしやすいキッチンの要素の一つに、「移動距離」があります。調理の際、「コンロ・天板&シンク・冷蔵庫」この3ヶ所を移動します。
(天板とシンクは近いので1ヶ所とします。)この「コンロ・天板&シンク・冷蔵庫」の3ヶ所を上から見たときに、線でつないだときにできる三角形を「ワークトライアングル」と言います。ワークトライアングルの距離が短いほど調理がしやすいキッチンになります。
ワークトライアングルは、合計が360〜660センチメートル程度に納まると、快適な導線になると言われています。
実際にどのようなレイアウトにするかは、キッチンに立って背中側に冷蔵庫があると丁度よい距離になります。壁付のI型キッチンですと、どうしても直線になってしまうので、行ったり来たりで距離が長くなってしまいます。壁付にしたい場合はL型にするとワークトライアングルを小さくすることができます。
キッチンの通路は、一人で調理をする分には90センチメートルぐらいのスペースがあれば十分でしょう。
ですが、背面にカップボードが置いてあり、そこに炊飯器があったりなど、家族が出入りするとなると、調理中はすれ違うのが大変になってきます。調理中でも人がスムーズに通れるとなると、120センチメートルぐらいの通路幅があるといいです。
しかし、スペースを割いてしまいますので、対面キッチンであれば、リビングが狭くなってしまうデメリットもあります。
調理や皿洗いの際は、キッチンの高さが大事になってきます。ワークトップの高さが合わないと、腰や肩・腕への負担になります。
最適なキッチンの高さは、人によって異なりますが、目安として「身長÷2+5センチメートル」が目安となります。キッチンはJIS規格に基づいて、5センチメートル刻みに高さが設定されています。
その他に調理スペースを使いやすくするための工夫として、カウンター部分を調理中に使いやすいようにレイアウトしてあげる方法も有効です。キッチンの背面側には水がはねないように立ち上がりがありますが、これと同じぐらいの高さにカウンターを造作してあげることで、調理中にも一時的に鍋や食材を置いておくことも可能になります。調理スペースを奥に広く取る方法として、ペニンシュラ型キッチンという選択肢もあります。キッチンの天板がそのまま奥に伸びたスタイルのキッチンですので、段差がないので、より使いやすくなります。しかし、本体金額が高額になります。
キッチン周りには電気を使用する器具も多いので、電源の確保や小物の出し入れもしやすさを考慮するとスペースを有効に使えます。

③掃除のしやすいキッチンを設計する
まずはキッチン周りの壁材についてです。
コンロ周辺は耐火材を使用しますが、その際に比較になるのが、キッチンパネルにするかタイルにするかです。
掃除の視点からみるのであれば、間違いなくキッチンパネルが良いでしょう。油汚れも落ちやすいように、つなぎ目が無く作られています。しかし、キッチンパネルにするとデザイン的には画一的になってしまうので、好みが分かれる部分です。
タイルの場合は「目地」の汚れが大変で、落ちなくなってしまいます。タイルにこだわるのであれば、黒系の目地であれば、汚れが目立ちません。最近はサブウェイタイルを使うことが多く、これでしたら、黒系の目地でも違和感がありません。
次に、レンジフードです。
フィルターやファンについた油汚れが面倒なレンジフードですが、これについては各社で差はほぼ有りませんので、キッチンメーカーによって性能が変わることはほぼないので、気に入ったキッチンの中から、レンジフードのグレードをどうするか選ぶといいです。
調理機器については天板がフラットなIHが良いでしょう。ガスコンロと比べれば掃除が楽なのは間違いないですが、ガラストップ面も、吹きこぼしなどが焦げ付いてしまったりすることがありますので、早めに掃除をすると簡単に落とすことができます。IHの「火力」自体は、ガスと比べても遜色はありませんが、IHから鍋やフライパンの底が離れてしまうと加熱できず、事故防止の為、IHが一時停止してしまうという欠点もあります。火力調整はガスの方がやや有利ですが、掃除しやすさの点ではIHの方が圧勝です。
最後に、カウンタートップ=天板の材質は、人工大理石・人造大理石・ステンレスどちらでも清掃性は大きくは変わりません。
④収納するものを把握する
キッチン周りは特にモノが集まる部分ですので、油断しているとすぐに散らかってしまったり、収納内がパンパンになってしまって、どこにしまったのか分からないということにもなりかねません。
何をどのくらい収納するか考えることで、すっきり使いやすいキッチンになります。
⑤必要分の収納スペースを用意する
引き出しキャビネットは、収納の奥まで使い切る事が可能です。一升瓶などの高さの有るものは収納しづらくなってしまいますが、トータルでの収納力は優れているので、検討するといいです。
これらのポイントは、リフォームの際に考えるのも非常に有効です。
キッチンリフォームは、リフォームのご依頼の中でも特に多いです。ですが、今あるものを調整しながらとなることが多いので、機能や効率アップを考えることが少なくなる傾向にあります。そこで、前述の5つのポイントを考慮いただくことで、リフォームの仕上がりも理想のキッチンになります。

パントリーをつける?つけない?


最近、よくお問い合わせいただくのが、キッチン横に「パントリー」を設置するかどうかです。
パントリーとは、食品や調味料のストックを保管する場所のことを指します。キッチンスペース内もしくはキッチンスペース横に棚のみ設置してあるような奥行の浅いタイプと、広いスペースを確保して収納を作っているような奥行の深いタイプの2種類があります。
パントリーには、
・常温保存可能な食料品のストック
・おやつ
・鍋、フライパンなどの調理器具
・ホットプレート、ミキサーなどの調理家電
・弁当箱やタッパー、水筒
・ゴミ箱
・非常用の備蓄
・日用品のストック
・掃除道具
などなど、パントリーの大きさや使い方によって、収納できる物は変わります。
パントリーの最大のメリットは、収納が増えることです。調理家電や皿など、すっきりまとめることできて、キッチンを広々と使うことができます。
パントリーのメリットは収納が増えることですが、裏返せば収納を作るためのスペースを用意しなければいけないということです。
設置に関しては、間取りとの兼ね合いを考える必要があります。高増工務店では、半世紀にわたる豊富な施工実績がありますので、奇なる時は、ぜひご相談ください。

 

施工例

1stBASE-006 I様邸


南欧風の外観が目を引く2世帯住宅です。
お互いのプライベートを保つために、玄関は、2つ設置しています。この玄関には、アーチ壁を設置し、オシャレな見た目と日射遮蔽を実現しています。
白を基調とした室内の壁は珪藻土仕上げになっています。かわいい室内は小物がよく似合います。
キッチンはカウンターつきのL字型ですが、作業台をアイランドとして合わせて設置しています。シンクの水栓は、西洋風のものにしているので、お部屋の雰囲気によくあっています。収納もたっぷりです。
階段を上がったところのフリースペースには、テーブルを設置してティータイムを楽しんだり、ちょっとした作業などもできます。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

1stBASE-011 H様邸


妻飾りが特徴のサイディングの家。サイディングの白、レンガの茶色、妻飾りのこげ茶、そして芝生の緑がとてもよく似合っています。
まわりのお家とは、ひと味違ったかわいい外観です。
室内は白だけではなく、優しい色で統一されています。
キッチンのグレーとブルーのコントラストがよく映えます。リビングに面したカウンター側には、シンクを。壁側にコンロと作業台を配置しています。コンロを壁側にしているので、カウンターはすっきり。できあがった料理をたくさん並べてもかなり余裕です。通路は、ご家族での作業にもせまく感じることはなくゆったりです。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

レンガの家-006 I様邸


レンガの門をくぐり、小高い丘の上に建つレンガのお家。
レンガの茶色と白い手すりが印象的です。玄関のレンガのアーチも目を引きます。
インテリアにもアーチ壁や円柱を用いて、洋風のお家になっています。キッチンは、シンクのみをアイランドにした造作です。
コンロと離しているので、レンジフードがない分シンク側のアイランドは、すっきりしたスペースです。
キッチンに設置されている暖炉…実は、リビング側からも使用できます。両方向から使用できるのはとても珍しい商品です。
また、斜面をうまく利用した地下室もあります。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

 

高増工務店のキッチンと間取りのアイデア

キッチン選びから広がる家事動線〜家事楽を実現

家事楽の間取りは、どんな人にも共通な間取りではありません。住む人の家族構成やライフスタイル、家事の重要度で千差万別、それぞれ違うのが当たり前です。とはいうものの、キッチンから間取りを考えていくことが、効率的な家事楽を実現する早道です。
対面式のカウンターキッチンが多くなっていますが、壁に設置する部分がないアイランドキッチンは回遊性が高く、調理、配膳、片付けの流れがスムーズになります。壁付けタイプのカウンターキッチンでも、壁に囲まれたクローズドタイプのキッチンに比べたら随分作業はしやすいですが、夫妻で調理したり、お子さまに手伝ってもらったりなど、複数人でキッチンに立つことが多いとやはり、アイランドキッチンに歩があります。
一方でクローズドタイプであれば人にみせたくない部分も、アイランドキッチンの場合は見えてしまうので十分な収納スペースを確保することが上手に使用するポイントです。2~3畳の大型の収納(パントリー)も合わせてつくるのが理想です。アイランドキッチンは、ほかのタイプのものよりもスペースが必要になるので、収納庫と合わせ、ある程度キッチンに面積がとれる場合はオススメです。
また、高増工務店では、既製のアイランドキッチンではなく、造作のキッチンも可能です。その際には、施工例にあるように、壁付けにコンロやレンジフードを設置することで、ダクトの長さを短くして、余分な費用をかけず、メンテナンスも楽なる工夫をしています。
キッチンの高さは、既製品では5センチメートル刻みだったりしますが、造作であれば、自由に工夫することができます。また、食洗機の設置場所やレンジの設置もおさまりよく使いやすくなります。その際には、コンセントの位置と数も調整できるので、新築でもリフォームでも一度相談ください。相談することで、キッチンも家事動線も理想に近づくことになります。

理想が見えてきたら、間取りに反映させていこう


最近では、キッチンから洗面そしてバスルームに続く動線が、洗面に洗濯スペースを併設し、かつ、別の動線で、玄関に続いたり、主寝室に続いたりといった動線も人気があります。洗濯スペースには、ベランダや半外の物干しスペースをつけるというアイデアの間取りもあります。キッチン単体の回遊性だけでなく、キッチンから他の場所への動線が確保されていると、料理をしながら、ほかの家事も同時進行をすることも可能になります。
理想のキッチンを想い描くことができたら、間取りに反映させていきましょう。こうした間取りの工夫は、設計も社内で完結する高増工務店の得意とするところです。ぜひ一度ご相談ください。相談したからといってしつこい営業はいっさいいたしません。安心してお話しを聞かせてください。


新築、だけでなくリフォームなどもお家に関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
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