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建築タイパ重視の住宅〜時短を考えると見えてくるモノとは?

お家づくりもタイパ=タイムパフォーマンスが大切。
「タイパ」って言葉をよく耳にするようになりました。
タイパ=タイムパフォーマンスとは日本語は、「時間対効果」の意味です。費やした時間と得られた満足度の相対性を意味する言葉です。
「タイパが良い」は、短い時間で大きな満足を得られたことをいいます。逆に「タイパが悪い」は、費やした時間に対して小さな満足しか得られなかったということになります。
検索すると、Z世代の人たちが重視すると説明されていることが多いですが、実際には、全ての世代の人たちが、意識して大事にしていることだと思います。
似た言葉に「コスパ」が、あります。こちらは、コストパフォーマンス。いわゆる費用対効果のことです。支払った費用(コスト)と得られた能力(パフォーマンス)を比較したもので、少ない費用で高い効果が得られれば「コスパが高い」と表現されます。
お家の購入は、決して安いものではないために、以前からコスパに関しては、とても重要視されてきました。今では、住宅業界でも、コスパとともに、タイパを意識していくことが必要になってきています。間取りに組み込まれ、大事なポイントとして説明されることが多くなった「家事楽」や「時短」といったポイントもタイパを考慮することから始まっています。
今回は、住宅における「タイパ」とは、どんなものか紹介していきます。

タイパを意識したお家づくりとは

時短と間取り


お家づくりにタイパを取り込むとはどういうことでしょうか?
まず、最初に言われるのが、時短を意識した「家事楽動線」を組み込んだ間取りではないでしょうか?
●お買い物から帰った後…
食品や生活雑貨、お買い物のあとは、どうしても荷物が多くなります。車から玄関、さらにはキッチンまで…そうなるとなかなかの重労働となります。ですが、玄関脇に収納をつけたらどうでしょうか?さらには、その収納からキッチンに直接移動できるように通路をつける。そうすると、お買い物後の荷物を一度、玄関脇収納に置き、必要なとき少しずつ、キッチンやパントリーに移動する。それだけでも、家事は軽減されます。
キッチンのそばにパントリーを設置することも、近年人気の間取りです。パントリーは、多くの食材を保管したり、キッチン用具や生活雑貨も収納できるので、キッチンだけでなく生活空間がすっきりします。
●効率的なマルチタスクの実現
食事を作りながら洗濯機を回したり、食材を煮込んでいる間にお風呂掃除をしたり…家事はマルチタスクで行います。
マルチタスクを効率よく実行するには、水回りをできるだけ近くにまとめ、移動がスムーズになる通路が必要になるでしょう。移動距離が短くなり、家事のマルチタスク効率が上がります。結果時短に繋がります。
また、回遊動線を導入すると、お家の中をぐるぐると回りながら、家事をこなしていくことになり、さらなるタイパを実現が可能となります。
こうした間取りを考えることで、タイパを実現できます。
家事動線に関しては、こちらもご覧ください。

ベランダ、バルコニーの有無とランドリースペース


家事楽動線を考慮した間取りを考える中で、近年、増えてきた事例があります。
以前は、洗濯物を干すのは、ベランダやバルコニー、または、庭でした。ですが、家族のかたちの多様化、平屋の優位性の再認識などで、洗濯物は、部屋干しが多くなっています。
高増工務店でも、ベランダやバルコニーの設置に関する説明をすると、設置を見送るお客様が増えています。
代わりに、ランドリースペースとして利用するために、洗面を広くしたり、別のスペースを用意したりします。そもそも、乾燥機の普及により物干しスペース自体をつくらないことも選択肢の一つになっています。アウトドアリビングなどさまざまな娯楽に利用するために設置するウッドデッキも物干しスペースに利用するのも一つです。
ちなみに、ベランダやバルコニーをヌックとしてとらえ、寛ぎのスペースに利用する方もいらしゃいます。一つの空間を一つの目的のためではなく、いろいろに利用できるようにしておくことも長く住むのに重要なポイントです。

 

タイパ重視で、今まで以上に重要になっている規格住宅

ゼロからのお家づくりをサポート


お家作りは、自分の好みやライフスタイルに合わせゼロからつくりあげるのが一般的です。工法・間取り・外観・内観・設備もすべて自分で決められることが最大のポイントであり、魅力でもあります。ですが、すべて決めていかなければいけない長い道のりがあります。
時には煮詰まって、どれも魅力的にみえたり、はたまたどれもイマイチに見えたり、自分の方向性を見失うこともあるでしょう。
せっかく時間をかけて、決めて完成したのにもかかわらず、満足のいかないものになったり…これでは、せっかくのタイパも悪いことになってしまいます。
そんな時に、利用してほしいのが、「規格住宅」です。規格住宅は、家づくりの枠組みがプランとして用意されていて、そこから自分好みに間取りや仕様を変更していくことができます。(まったく、仕様変更がなかったら、プラン通りとなりコスパの良いお家選びとなります。)
規格住宅は、あらかじめ、一定のコンセプトで用意されています。また、仕様でわかれている規格住宅もあります。
こうした、規格住宅を利用してお家づくりをすすめること。その結果タイパも上がっていきます。

高増工務店の規格住宅


高増工務店でも、規格住宅を用意しています。
アウトドアライフをコンセプトとした2ndBASEです。自然に溶け込んだ、まるで山小屋のような外観をそなえた5PEAKS(平屋)と8PEAKS(ロフトハウス)です。大中小、3つの大きさと玄関方向(南入、北入)で、6つのプランを用意しています。ウッドデッキ、玄関脇収納が標準装備になっています。(大きさによっては、パントリーが標準になっているものもあります。)
高増工務店の商品は、全てが、ツーバイフォー工法ですので、この2ndBASEもツーバイフォー工法です。したがって、耐震性能も安心です。
2ndBASEについては、こちらもご覧ください。

規格だけでなく施工例からも選べる



高増工務店の商品である、「レンガの家」と「1stBASE」は、規格住宅ではありません。ですが、高増工務店は、半世紀にわたる実績があります。特に、レンガのお家や洋風のお家は、創業以来取り組んでいる、伝統の住宅です。つまり、多くの施工例、多くの提案図面があります。
その種類は、多岐にわたります。平屋、2階建てはもちろん、地下室や屋根裏部屋のあるお家、流行のガレージハウスなども、お家づくりの参考になる資料として用意しています。
注文住宅ですので、コスパは規格住宅に劣るかもしれませんが、タイパに関しては、引けを取りません。レンガのお家や洋風のお家に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

タイパを考慮したお家たち[施工例]

床暖房のあるレンガと漆喰の平屋のお家(1stBASE-033 I様邸)


白いしっくいとレンガが良く似合うお家です。
外構にもレンガを使用しているので、全体としてとても統一感があります。季節のごとに彩りを与えるお花もレンガに似合います。
室内はシックな色で仕上がっていてとても落ち着きがあります。リビングにはレンガでつくった壁がアクセントとなっていて、重厚感をプラスした空間になっています。
リビングダイニングを中心とした平屋のお家なので、リビングから、どの部屋にもスムーズに移動できます。アウトドアリビングとしても活用できるテラスもついているので、寛ぎのスペースとして利用できます。玄関脇には収納も完備しています。マスターベッドルームは、リビングから入ることと洗面、バスルームからウォークインクローゼットを通っても入ることができます。洗濯物はそのまま、ウォークインクローゼットに収納できるので、家事楽です!
洗面には造り付けの棚がついているので、使い勝手が良くなっています。
写真にはありませんが、書斎もあるので、平屋であってもプライベート空間の確保に成功しています。
前述のアクセントレンガのウラには、屋根裏に上る階段があります。屋根裏を利用した大きな収納があるので、収納力の高く、生活空間はすっきりできるお家です。
蓄熱式床暖房を採用しているので冬の厳しい菰野町でもポカポカ暖かく過ごすことができます!
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

縦サイディング+レンガの落ち着いた雰囲気のお家(1stBASE-013 I様邸)


ネコちゃんと暮らす、ご夫婦2人の小さな平屋のお家。
外観は、レンガ、縦サイディングを採用した落ち着いた雰囲気の外壁。玄関横の格子の中はネコちゃんの遊び場にもなるウッドデッキです。日当たりも良くネコちゃんがのんびりするのにピッタリなスペースです。平屋の限られたスペースでも工夫することでネコちゃんの居場所を確保しています。また、風通しも良いので、洗濯物を乾かしたり、椅子を置いてのんびり過ごしたりにも最適な空間です。
屋根の煙突からも分かるように室内には、薪ストーブを完備。レンガの灯台と共にスローライフを楽しめます。
室内は、ダークブラウンの床に腰壁、真っ白な壁が更に際立ちます。キッチンは、広さは限られているもののシンク側を対面にすることによりリビングとの一体感がよりはっきりするつくりです。
ベットルームのウォークインクローゼットをはじめ、各所にたっぷりの収納を完備。シンプルに贅沢に室内を使えます。
リビングルーム中心とした間取りは、どの部屋にもスムーズに移動できます。延床面積20坪ほどの中に、ゆっくり満足のゆく生活を送れる…そんな空間が広がっています。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

アウトドアリビングを備えたナチュラルテイストの平屋のお家(2ndBASE-001 H様邸)


レンガ積みのお家で有名な高増工務店ですが、鈴鹿セブンマウンテン(鈴鹿山脈)にピッタリな規格住宅もつくっています。
5PEAKSは、平屋モデルです。間口いっぱいのウッドデッキが印象的な建物です。
この施工例のお家は、左側の書斎の前の奥行きを大きくしています。キャンプ大好きなオーナーの書斎から直接ウッドデッキに出れるため、ウッドデッキの方が書斎のようになってしまうそうです。BBQをするにも十分な広さですので、休日には、家族でゆっくり楽しんでいるそうです。多少の雨なら防いでくれるので、天気が悪くてもつい椅子に座ってティータイムをしてしまうとのこと。このウッドデッキは、下の空間に入れないように塞いでいるので、雑草対策や防虫対策になっています。子どもたちは、ウッドデッキの段差に腰掛けて、おしゃべりしたり、ウッドデッキの上でよく遊んでいるそうです。
外壁は、ウッドサイディングを用いているので、さらにナチュラルな印象に。
2nd BASEは、ちょっとした汚れたものでも気にせず、しまっておける玄関収納をほぼすべてのモデルに備えています。
リビングは、天井を高くしているので、広い空間を実現しています。壁には、アクセントウッドを使って、山小屋の雰囲気をそのままにオシャレな空間に仕上げています。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

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アウトドア好きにはたまらない山小屋風の大屋根のお家。(2ndBASE-002 O様邸)


こちらは、8PEAKS。山小屋のような大屋根が印象的なロフトハウスです。
リビングから直通のウッドデッキは、まさしくアウトドアリビング。屋根付きですので、直射日光を遮りさわやかな風は吹き込みます。
ちょっとした椅子とテーブルでオープンテラスのカフェタイムも楽しめます。ウッドデッキ下を塞いで、懸念の雑草や虫の被害を予め防ぐ仕様です。青空が似合う外観は、ナチュラルな印象を高めるウッド柄サイディングで、印象的なアクセント。
内装は、レンガ柄のアクセントやシックな壁紙でナチュラル空間にちょっぴりモダンエッセンスを追加しています。プライベートルームは、「赤毛のアン」のお家みたいにちょっぴりカントリーテイスト。どんな家具を置くか楽しみになります。主寝室は、1階にあるので、平屋のような生活も楽しめます。
どうしても生活感が出てしまいがちなキッチンには、趣味の小物を飾ることができるように壁に飾り棚をつけています。
ロフトに備えたウォークインクローゼットには、趣味のキャンプ、釣り、スノーボードそして登山の道具がたっぷり収納できます。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

 

高増工務店のタイパ

常に間取りのパターンの増やしています


お家づくりは、外観はもちろん、間取りやインテリア、設備にも流行があって、もてはやされのちに少なくなるもの、たくさん採用され、定番として定着していったり…例えば、かつては、広い敷地が必要であったウォークインクローゼットも現代では、敷地が小さくても、工夫することで標準のようになっています。
お家づくりは、お客様や時代のニーズに合わせて、進化していくものだと思います。そのため、前述の通り、お打ち合わせの時にも、新しい間取りをつくっています。外観ももちろんです。したがって、このコラムでもそうですが、間取りのアイデア、施工例は、常に増えています。こうしたアイデアは、ストックされていますので、お客様とのお打ち合わせ、ご相談の際にとても役に立ちます。また、こうしたアイデアは、豊富な実績と情報収集のうえに成り立っています。実績がベースにあるので、トレンドを取り入れることで、よりニーズに応えることができると思います。
実は、高増工務店では、ゼロからスタートのお家づくり大歓迎なんです。特に、レンガのお家は、日本では、施工例が少ないせいもあって、「こうしたい!」と思ってもなかなか表現できないために諦めてしまうこともあると思います。そんなときこそ、ぜひ高増工務店にご相談ください。
施工例はもちろん、たくさんの間取りアイデアを確認いただき、頭の中でふわっとしていたものをはっきりさせ、ぜひ理想のお家づくりのお手伝いをさせてください。高増工務店では、しつこい営業はいたしませんので、安心してご相談ください。


新築はもちろんフォームに関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
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また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。

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