COLUMN
コラム
インテリア子ども部屋は必要?憧れていたお部屋は造れる?[四日市周辺の設置事情]
お家の購入を考える際に、家族構成から個室の数や広さが大きな検討項目になると思います。子ども部屋といえども1つの生活スペースですから、お子様の人数による部屋数やそれぞれの広さ考慮も必要になります。部屋を広くしてあげたいけど、子供部屋を広くする余裕がなかったり、お部屋から出てこなくなってしまうのでは?と考えてしまったり、お子様のためのベストな広さってどのくらいでしょうか。
近年のお家は、50年以上住み続けることも出来るので、お子様が巣立ったあとの考慮も必要になってきました。そのためには、どんな子ども部屋がいいでしょう?
また、屋根裏部屋や地下室など、必ずなければならないお部屋ではないですが、あるとウェルビーイングをもたらしてくれるそんな空間。
そんな小さい頃に憧れたお部屋を設置するには、どんな注意点があるでしょう。また、どんな用途に使うか…
今回は、こども部屋とプラスアルファのお部屋についてのお話です。
目次
子どの部屋広さを考えよう
子ども部屋は必要?不要?
子ども部屋があることで、メリット、デメリットがあります。よく言われているものは…
●子ども部屋があるメリット
・子供のプライバシー確保や自立性を育むと
・子供のもの(おもちゃや本など)を一箇所にまとめられ、整理しやすい(特に小さいうちは、メリットが大きい)
・リビングなど共有スペースをスッキリできる
・子供も親も自分の時間を確保でき、適度な距離感を保てて良好な人間関係を保ちやすい
●子ども部屋があるデメリット
・子供が部屋にいると行動がみえなくなる
・個室が増える分掃除などの家事が増える
・お子様が小さいうちは、あまり使わない
こうしたメリットデメリットをみてみると、必ずしも子ども部屋を個室にしなければならないかもしれません。成長とともに手狭になったり収納が不足するケースも多く、結局リフォームを余儀無くされる場合もあります。また、お子さんが独立した後はただの物置になっているお家も多いでしょう。また、親が目の届くところで勉強をさせることも学力の向上にいいといった話もあり、キッチンカウンターを勉強机にする方も多いようです。そのため、近年では完璧な個室は設けずに、時間の経過とともにフレキシブルに間取りを変えられるスタイルを選択する方が増えているようです。高増工務店の施工エリアである四日市市周辺でもこうした要望が増えていて、子ども部屋の広さや設置場所が検討材料になっています。
●個室にしない子ども部屋
完全に個室にしない子ども部屋のアイデアもいくつかあります。
例えば、キッチンやリビングなどの共有スペースに隣接させるのも1つです。リビングの一角をお子様が小さいときは、プレイスペースに。成長してからは、スタディールームとして、使っていきます。前述の通り、宿題をしたり、ゲームをしたりが親御さんの目が届くところになるため、時間を有効利用できるようにアドバイスも可能になります。
ロフトやスキップフロアを設けて、そこを子ども部屋にするアイデアもあります。
※スキップフロア〜階段と階段の中間に作られたフロア。段差を利用した縦方向に空間を分けるためより立体的な印象を与えるスペース。自治体によっては、天井の高さによって床面積に含まれないところもあるので、税金対策になる場合もある。
空間を繋げつつお互いの視線の高さをずらすことで、プライベート空間を緩やかに作ります。また、スキップフロア以外にもリビングのロフトを子供スペースにする方法もあります。注意しなくてはならないのは、ロフトには熱気がこもりやすく、暗くなりがちなので、窓などを設けたり、換気できるようにできる工夫が必要です。
また、収納を間仕切りとして空間を分けることも可能です。広い部屋の一部を間仕切り収納などで区切って専用スペースを作ると将来的に変更がしやすくライフスタイルの変化に対応しやすくなります。また、お子さんが複数いるご家庭では、多目的室を家具で仕切ってそれぞれのプライベート空間を作ってあげられます。最近では可動式間仕切収納をシステム化しているメーカーもあるので、収納したいものや機能によってカスタマイズも簡単にできます。
子ども部屋に最適な広さ
子ども部屋の平均的な広さは6帖といわれています。6帖だと、ベッド、学習机、クローゼットとちょっとしたスペースを確保することができます。
お子様は、進学、結婚などで巣立っていくケースが多いので、最近では必要最低限の部屋だけあればいいと考える親御さんも増えています。そのため、4.5帖あれば十分と思われる方もいらっしゃいます。
●目的別の広さ
①睡眠+勉強・遊ぶ+収納
シングルベット(幅97cm×長さ195cm)
勉強机(幅100cm×奥行60cm)
本棚(幅90cm×奥行40cm)
クローゼット(間口180cm×奥行60cm)
▶6畳程度
②睡眠+勉強・遊ぶ
シングルベット(幅97cm×長さ195cm)
勉強机(幅100cm×奥行60cm)
本棚(幅90cm×奥行40cm)
▶4.5畳程度
③睡眠+収納
シングルベット(幅97cm×長さ195cm)
クローゼット(間口180cm×奥行60cm)
▶4.5畳程度
④睡眠
シングルベット(幅97cm×長さ195cm)
▶4畳程度
※家具のサイズは、平均的な大きさ
また、子ども部屋(スペース)を複数つくる場合、単純にかけ算にならないようにもできます。例えば、クローゼットを共用にしたり、勉強する場所と睡眠を取る場所をわけて設置する方法もあります。近年、家事の負担を軽減する目的もあって、ファミリークローゼットとして、衣類は、ひとつにまとめることも多くなっています。高増工務店の施工例では、このファミリークローゼットをランドリースペース、バスルームに直結させてさらに家事の負担を軽減する例も多いです。
特別な空間を設置したい
屋根裏(小屋裏)部屋の使い方
↑写真は、階としてのイメージです。
間取りを検討する中で、子ども部屋とともに屋根裏部屋や地下室、ペット専用のお部屋などの特別な空間も検討される方が多いです。
屋根裏部屋や地下室と聞くと、子どもの頃に憧れた方も多いのではないでしょうか。
屋根裏部屋というと、屋根と天井の隙間にある勾配天井の小さな部屋というイメージですが、建築基準法では物置きとして定義されている空間です。※「小屋裏」「屋根裏」「天井裏」みな同じく屋根と天井の間にできるスペースのことをさします。どれを使うかは、好みのようです。
屋根裏部屋の条件
・天井高は1.4mまで
・広さは下の階の床面積の2分の1未満
・一般的には昇降は取り外し可能なはしごなど。固定の階段などは△(三重県では可能)
となっています。天井高をサイズより超えると屋根裏部屋ではなく、「階」に該当するものになります。例えば、2階建ての家の屋根裏に居室をつくると、その屋根裏の居室は法律上3階になるということです。建物の階数が変わると、構造上の基準が変わったり、固定資産税や保険料にも影響がでてきたりします。さらに、屋根裏部屋の場合は床面積に含まれませんが、階になった場合は床面積に含まれることになります。その土地に建てられる建物の床面積には上限があるので、屋根裏空間を有効活用する目的で屋根裏部屋の設置を検討する場合は、階に該当しないようなものをつくることが多いです。
とはいえ、階ではなく、物置き(収納)に該当する屋根裏部屋は、あくまでも収納スペース。地域の条例にもよりますが、窓や水まわりは設置できない場合が多いです。
屋根裏部屋のメリット・デメリット
[メリット]
・収納スペースとして活用
〜固定式の梯子が置けないので、頻繁に取り出さないものの収納スペースとして最適です。
・子どもたちの遊び場として活用
〜居住とは別空間で秘密基地のような魅力も秘めているので、絶好の遊び場にもなります。
・寝室として活用
〜天井に近すぎると圧迫感が強く安眠できないという方には不向きですが、屋根裏部屋を寝室として活用することもできます。寝具や部屋に置く家具などを低く統一すると、一体感も生まれ、照明を間接にするなど工夫するとリラックスできる空間になるかもしれません。
・趣味の空間として活用
〜大人が使う場合は、シアタールームとして、寝転んで映画を楽しんだり、座って本を読んだり寝転んだりしてリラックスしたり、趣味のグッズを置いて自分の時間を楽しむような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
・天窓の設置
〜天窓を比較的楽に設置できるので、採光も十分。夜空を眺めることも出来るので、ムードのある空間に出来ます。
[デメリット]
屋根裏部屋の出入りには梯子を使う必要があるので、重いものや大きいものを持って移動するのは危険です。軽いものや出し入れが頻繁でないアイテムを収納するのがおすすめです。
また、熱や湿気がこもりやすい環境なので熱や水分に弱いものを置くのも避けたほう無難です。
居住スペースとして活用する場合は、快適性が重要です。天井が近いことで外気の影響を受けやすいので、夏は暑く冬は寒い空間になります。
どんな季節でも快適に過ごせるように、屋根や壁に断熱材を導入したり、換気できる窓を設置したりする必要があります。
地下室の使い方
そもそも地下室とは、天井高の3分の1以上が地面の下に埋まっている空間のことです。建築基準法では、地下室の天井が地盤面よりも1m以下の位置にあれば地階となります。地下部分はRC造(鉄筋コンクリート)を用いた構造になっており、断熱性や遮音性が高いのが特徴です。
地下室の種類と特徴
①全地下タイプ
部屋全体が地下に埋まっているタイプで、使用目的が物置や納戸など、居室ではない場合に採用されることが多いです。周囲からの視線が気にならないのはもちろん、断熱性・遮音性・室温の安定性に優れているのがメリット。一方で、自然光の採光や通風がしにくい点がデメリットです。
②半地下タイプ
傾斜や段差のある土地の形状を利用したタイプで、階の3分の1以上が地中に埋まっているものです。地中部分に駐車場を設けるなど、高低差のある敷地を有効活用できるほか、全地下タイプより採光や通風を得やすいメリットがあります。費用面に関しても、地面を掘る分量が少ないためコストを抑えやすくなります。
③ドライエリアを設けた地下室・半地下室タイプ
建物の周りの地面を深く掘り下げた空堀(ドライエリア)を設けたタイプです。地下室をリビング、寝室など居室として利用する場合には、通風や採光を確保するために必要な大きな窓の設置が義務付けられているため、このドライエリアの設置が必須になります。ドライエリアがないものに比べると採光がよく・通風性が高くなります。ドライエリアをプライバシー性の高い廊下や中庭として活用できます。一方で、ドライエリアを作る分の費用がかかる点、周囲の土地より低い部分に雨水がたまらないよう排水設備を整える必要があること、すべてRCで囲まれた地下室よりは防音性能が劣るといったデメリットがあります。
一般の住宅に地下室を導入すると…
スペースの有効活用ができます。地中に埋まっている空間に地下室を設ければ、3階建禁止地域でも実質3階建てと同じ面積が確保できます。なお、条件を満たせば、敷地に対する容積率が緩和され、地階が延床面積(地階を含む)の3分の1までの広さであれば、容積率に換算されません。また、利用方法としては、
・高い防音効果〜カラオケや楽器演奏、大音量で映画を楽しむシアタールームなどを存分に楽しめます。
・プライシーが守られた空間〜地下室であれば他人の目も気にすることなく、自分だけの世界に没入することも。
ペット専用のお部屋(スペース)
ペット好きな方は、専用のお部屋を検討される方が多いです。近年、ワンちゃんを屋外で飼うことも虐待になるとか…そこを意識しなくても、ペット専用のお部屋を設けることには、メリットがあります。
①ペットのストレスを低減するため
②いたずらを防ぐため
③体調管理のため
といったことが、挙げられます。
ペットの種類によっても注意点がありますので、こちら「ペットと一緒に過ごすお家〜四日市の注文住宅にあると嬉しい間取りとは?」もあわせてご覧ください。
特別なお部屋を備えたお家[施工例]
Divine(現在は、clauseしていますが、モデルハウスとして公開していました)
かつて、高増工務店のモデルハウスとして運用していた建物です。(現在はクローズ)
広い敷地に建つ洋風の二階建ての住宅です。
『家が明るすぎると月に憎まれる』というイタリアの諺があります。明るすぎる家庭というものは月の光よりも明るく、月もうらやむという意味だそうです。 たとえどんなに経済的に恵まれようとも、どんなに名声を得ようとも家庭をもった人にとって、明るい家庭に勝るものはないということですね。
Divine[ディヴァイン]は、このコンセプトから誕生した上質の住まいです。
外壁は、写真からも十分にわかる、美しい仕上がりのレンガ積み。重厚さのなかに高級感が漂う外観です。
玄関を入ると広いホールから2階へと続く半螺旋の階段。一瞬、外国にきてしまったのかと間違えてしむほどです。広いキッチンにはアイランド式の作業場も備え、料理が楽しくなる作りです。
レンガのアーチが美しい入口を持つインナーガレージには、大きなクルマも余裕を持って保管できます。キッチンに併設して、レンガ造りの釜も設置。本格的な窯焼き料理を味わえます。
キッチンの奥、隠し扉の向こう側には、半地下のワインセラーを完備。いつでも、最高の状態でワインを保管しています。
2階には、マスターベッドルームに子供部屋。シャワールームが独立したバスルームも広々。子ども部屋としても使えるフリースペースの脇には、ワンちゃんやネコちゃんが落ち着けるスペースを設置しています。さらには、秘密の屋根裏部屋も…
洋風でレンガの外壁、かつ遊び心満載のお家です。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
YouTubeでは、ルームツアー動画を公開中です。
【 モデルハウス Divine 】 株式会社 高増工務店
床暖房のあるレンガと漆喰の平屋のお家(1stBASE-033 I様邸)
白いしっくいとレンガが良く似合う平屋のお家。
外構にもレンガを使用しているのでとても統一感があります。季節のお花も似合いますね!
室内はシックな色で仕上がっていてとても落ち着きがあります。リビングにはレンガでつくった壁があり、とても重厚感がある空間になっています。
洗面には造り付けの棚もあり広さも十分なので、使いやすい空間に仕上がりました。
写真にはありませんが、書斎もあります。
大きなウォークインクローゼットや平屋のスペースを有効に使うために屋根裏を利用した大きな収納もあり、収納力の高いお家です。
蓄熱式床暖房を採用しているので冬の厳しい菰野町でもポカポカ暖かく過ごすことができます!
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
しっくいの外壁とレンガ積みが似合う大屋根のお家(1stBASE-024 O様邸)
しっくいの外壁とレンガ積みが良く似合う大屋根のお家。前出のモデルハウスだったディヴァインをモチーフにしています。
高低差のある敷地ですが、スロープで敷地奥に自転車を持っていくことができます。
子供たちの勉強など見やすいようにキッチンカウンターを勉強机にしました。机のように明るい照明を設置しているので、手元が暗くならずに本を読んだり、勉強したりできます。カウンター前の壁はマグネットが付く仕様してあるので学校からもらったプリントやメモを貼り付けることができます。
リビングには大きな吹き抜けがありますが、蓄熱式の床暖房が施工してあるので冬でもポカポカ暖かです。ペットで飼っている爬虫類もあえて暖房をしなくてもいいようです。
また、リビングには映画に出てくるような隠し扉の本棚を作りました。日々の生活にも遊び心があると楽しいですね。扉の奥は、収納になっているので、リビングをすっきり使えるようになっています。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
贅沢な空間利用と思われがちですが…
スペースを有効利用した例です。
高増工務店の施工エリア([四日市をはじめ、北西アリアのいなべ市・桑名市・鈴鹿市・亀山市、桑名郡(木曽岬町)、員弁郡(東員町)、三重郡(菰野町・朝日町・川越町)、中部エリアの津市、松阪市、伊勢市、志摩市、度会郡を中心に、また愛知県の一部]でも、子ども部屋は、広くすると言うより、効率的な空間になるように工夫されている方が多いです。キッチンカウンターの勉強机のほかにも、小さい頃は、プレイルームとして使っていた空間を勉強するスペースとして使うように工夫されたり、二人のお子様のクローゼットを共通にして二部屋どちらからも入れるようにしたりなど、高増工務店の多くの施工例を参考に検討を重ねた結果です。
屋根裏部屋や地下室、ペット専用にお部屋など、一見、贅沢な空間と思われるかもしれませんが、スペースを有効に活用しようと、検討した結果であることが多いです。四日市周辺は、比較的十分な敷地がとれることもあるですが、やはり、限られたスペースに建てられるお家が多いです。そうした中で建てられるお家では、屋根裏部屋や、スキップフロアを有効に設置しつつ、洋風のイメージを持たせるなど、高増工務店ならではの特長を活かしたお家に仕上げています。
高増工務店は、お陰様で、創業50余年。その間、多数の施工実績を積んできて、多くの施工例をもっています。お家づくりには、リビングルームや収納、階段に限らず、検討内容が多いです。理想のお家を実現するのは、多数のアプローチがあります。今では、設計士も内部にいるので、検討内容を整理して、しっかり検討いただいて、納得のいくお家を提供しています。お家のことなら、新築でもリフォームでもどんなことでもお気軽にお問い合わせください。相談にしたからといって、必ずお家を購入しなくてもいいんです。オンラインでも対面でも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。資料請求もお待ちしています!
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また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。